五輪テストマッチに対する批判は国益毀損行為である

札幌で五輪マラソンのテストマッチが開催され、沿道メッセージ等でも批判が殺到した。政治利用や国益棄損を目的としている意思を持った行動は仕方がないだろうが、危機と煽られ、脊髄反射的に踊らされている人達は目を覚まして欲しい。それは、いじめに加担する無自覚・無責任層と同じ、加害者でしかないからだ。そこには、反対する論理的理由も持たず、その事により、アスリート個人を苦しめ、日本に大きな国際的悪影響をもたらす事を理解して欲しい。

恐らくここまでで、脊髄反射的に反論、暴論が発生し、以降は全く聞く耳を持たない、読みもしない誹謗中傷が、ワンセンテンスで飛び交うかもしれないが、まずは、冷静になって読んでもらいたい。

まず、最初に語るべきは、五輪開催は日本の国際公約である事。そして、開催の是非を決める権限は日本になく、IOCにある。つまり、日本の勝手な理由で五輪開催準備を滞らせる事は、国際公約を守らない、信用できない国になる事に等しいのだ。従って、現段階では粛々と開催に向けて準備を進める責任が日本にはある。

勿論、国内事情的にも感染対策を万全に行い、万が一にもクラスターを発生させない事を前提で、実際の大会時のシミュレーションをしっかりこなし、成功させるための準備にあたる必要がある。

3回目の緊急事態宣言において、プロ野球やサッカーなど、無観客や一部中止も発生しているが、機構側はあくまで決定には従うものの、感染対策は1年間のノウハウの積み上げもあり、観客を入れての開催にも自信を持っており、抗議の姿勢も示している。実際、実績としても感染拡大には繋がっていない。海外のスポーツイベントに関しても同様のノウハウの積み上げがある。これは、論文が出されていなくても、科学的実証と呼べるものであり、中止する科学的、合理的理由は存在しないのだ。

更に、五輪開催まで2か月ある。今、緊急事態宣言下である事は、先の中止の理由として説得力に欠け、ましてや感染状況の数字的にも、ワクチン接種が進み収束してきている国と同レベルの状況に過ぎない。こんな状態で、医療崩壊と騒いでいると、諸外国から嘲笑され兼ねないのだ。

『2週間後にはニューヨークと同様の状態になっている』、『死者は42万人になる』等、脅され続けてきたが、これまで何一つ実現していない。今度は、変異株の猛威で、『従来の対策では全く効果が無い』と危機を煽っているが、そろそろ化けの皮が剥がれてきた。思えば、昨年の緊急事態宣言1回目も変異株であり、繰り返される自然現象だが、初めて発生した脅威の様に危機を煽っている。報道にある様に、人流はそれ程減少していないが、爆発的に感染拡大している訳ではなく、均衡状態、下降トレンド推移が実態だ。変異と淘汰は自然現象であり、イコール脅威ではない。

それよりも、準備を怠り、実際の大会開催時に問題を起こす方が余程問題が大きくなる。少なくともIOCが中止と決定するまでは、準備を怠らず、開催に向けて努力する義務があるのだ。

その準備の足を引っ張る行為は、即ち、国益棄損に繋がり兼ねない事を理解するべきだろう。

そして何より、主人公であるアスリートは悩み、傷付いている。国民世論が反対しているという報道は、少なからずアスリートの心を傷付けているのだ。彼らは、不用意な発言が出来ず、とは言え、自分の人生をかけた戦いに臨むべく準備を進めている。外野の雑音を無くし、静かに専念出来る環境を提供するのが、開催国としての責務だろう。

今回の緊急事態宣言において、政府は人流抑制を前面に押し出した。それは、1回目の宣言と同様である。しかし、人流は報道にある通り、1回目と同様の減少は起きていない。

この理由は筆者には明確に思える。報道や専門家が言う、気の緩みや、もう我慢できないと言うのとは少し違って、人流抑制による具体的効果、合理的な必要性の説明が無く(非科学的でエビデンスが無いので説明のしようがない)、納得性が無い事だと思っている。賢明な国民の多くは、感染抑止のノウハウを1年積み上げてきた。情報不足時には盲目的に従ったが、今では8割削減の必要性が無いと判断しているのだ。

日本人は、それ程馬鹿ではない。本当に人流抑制が必要だと信じていれば、補償はなくとも、苦労してでも自粛する。人流がそれ程減少していないのは、必要性の乏しさを察知しているからに他ならない。声として聞こえてこないのは、同調圧力で本音を言えないだけであり、世論調査と実際の行動に矛盾が生じているのだ。政治は、声に出せない多数の声に耳を傾けないと政策を誤ってしまうだろう。

それでも盲目的に危機感だけ抱き、正しい恐れ方が分からなくなっている層は、一定数存在する。その中の一部がボーカルマイノリティとして、声を上げ、攻撃的で過激になっているに過ぎない。正しい恐れ方が分からないという事は、正しく感染抑止行動が出来ないという事であり、感染拡大の最大の要因となる。

諸外国から嘲笑されない様に、自爆だけは避けたいものだ。

今年のJLPGAプロテストが注目だ

日本の女子ゴルフ界が活況に沸く。トップは、世界で通用する事を証明した畑岡奈紗、渋野日向子。そして同じ黄金世代の小祝さくら、原英莉花、河本結、勝みなみ、新垣比菜、吉本ひかる、山路昌、臼井麗香、浅井咲希など。ミレニアム世代の古江彩佳、西村優菜、安田祐香、吉田優利、山口すず夏。その他にも同年代に、稲見萌寧、成人後は日本国籍を予定しているという笹生優花、ベテラン層も上田桃子、鈴木愛、渡邊彩香、菊地絵理香、原江里菜、有村智恵、柏原明日架、藤田光里などまだまだ健在、挙げだしたらキリがなく、群雄割拠で大変楽しみな状況なのだ。

もともと、アマチュアゴルファーにとって、男子プロの異次元の世界のゴルフも楽しみではあるが、自身の距離感と近く、コースの攻め方、持つ番手など参考にもなり、それでいながら好スコアを出してくるプレーは、見ていても親近感を覚え、楽しめるので人気があった所に世界での活躍が後を押したのだ。

そして、昨年中止されたプロテストの延期扱いのプロテストが今年行われているが、大変注目を集めつつ、筆者は1アマチュアゴルファーとしても、大問題も抱えていると感じているのだ。

注目させてくれている要因は、コロナ禍におけるYouTubeによるゴルフ動画の拡散拡大と考えている。その中でも、プロの卵(この表現は正確には間違いである事を後述する)自身が発信する動画や、応援する企画等が目白押しなのだ。『白金台女子ゴルフ部』や『3284TV』、BSまで入れると『ゴルフサバイバル』『激芯ゴルフ~93期生への道~ 』などがその例であろうし、地上波でも珍しく不人気番組であった『日曜ゴルフっしょ』に代わる『ゴルフのキズナ』などにも企画として波及し始めた。それらの番組では、ツアープロと対等に戦える力を持ち、素晴らしいプレーを見せてくれながら、プロテスト合格を目指す姿が映し出されている。キャラも前面に出しつつ、直向きに目標に向かう姿は、自然と応援したくさせてくれるのだ。

しかし、別の視点で考えると、ここまでの注目を集め、企画として成立する背景を考えると、問題性を感じざるを得ないし、改善を期待したいのだ。その問題の根本は余りにも狭き門である事なのだ。

先に『プロの卵』と表現したが、実は彼女たちは既に夫々にプロフェッショナルなのだ。実は、プロのトーナメント(下部ツアーなど)を優勝する力も持ち、上位成績を収めている選手は多い。ステップアップツアーの優勝コメントで次の目標を『プロテスト合格』と話したのを聞いたこともある。QTをクリアしてレギュラーツアーでの活躍も見たことがある。つまり、賞金を稼ぐツアープロ選手であり、その実力があるのだ。

プロテストに合格しても、シード権を取得できず、QTランキングでも上位になれず、試合に出場できない選手は沢山いて、その選手たちとの違いは、プロテストに合格しているか、いないかだけなのだ。

確かに、ある一定の技量をプロの条件とするのは当然の事だろうが、1年に20人の枠は少な過ぎるだろう。昔と異なり、底辺は拡大しており、これだけの群雄割拠状態であれば、それに応じて枠も拡大させて、更なる普及による底辺拡大を目指す事が、世界と戦い勝負する為のレベルアップにも通じる必要条件なのだ。

そもそも、今の時代、プロテストに意味があるのか疑問である。ツアーで戦う技量の担保は、QTやステップアップツアーが担っており、ツアーのレベルは保っているのではないだろうか。プロテストを狭き門にする必要が無いのだ。プロになっても稼げず、稼ぐためには、ツアーに出る権利を獲得しなければならないからだ。

今までは、プロテスト未合格者もツアーに出る戦いをクリアし戦っていたのだが、プロテスト合格者でないとQTにすら出場できない様にルールが改正された。これで、多くのプロテスト難民が発生したのだ。

よく考えて欲しい、アメリカツーにはプロ資格制度は無い。誰でも、出場権を獲得すれば、試合に出場できる。門戸を開きながら、政界最高峰のレベルが担保できている。

現在の女子ゴルフ界の活況は、宮里藍選手に憧れた年代の底辺拡大より繋がっている。黄金世代、プレミアム世代と繋がり、次世代に更に底辺拡大し、ゴルフ界を盛り上げ、世界で戦うレベルアップを果たすためには、今、枠を広めないと、逆行させてしまい、シュリンクする方向に向かうのではないだろうか。

ゴルフ界の繁栄の為にも、今年のプロテストへの注目を更に高め、普及へのギアチャンジを協会に託すべく、拡散できれば幸いである。少なくとも、今年の合格枠は延期であるならば、倍の40名に今からでも増枠を検討するのが筋ではないのだろうか。

最後に筆者の応援する期待の選手を全く私感ではあるが、挙げておく。

『白金台女子ゴルフ部』から、先日の1次予選を通過した、井上莉花、荒川侑奈、稲葉七海、佐久間夏美、楠本綾乃、岡田唯花、八巻聖良、江口紗代、同じく昨年最終予選進出条件で臨む、篠崎愛、植手桃子、山下美樹。その他三嘴門下、幡野夏生、瀬戸瑞希、瀬賀百花、今綾奈。その他にも、DSPEプロジェクトからは、柴田香奈、小林瑞希、田邊美莉、平塚新夢、五月女栞雛、西山沙也香、立浦琴奈、鈴木絢賀、新真菜弥、諸西諭里、四村彩也香、須江唯加・・・・軽く20人を超えてしまう。本当に頑張って欲しい。

五輪を開催できない理由は全く無い

冷静に考えて欲しい。何故、これ程までに開催国である日本の与論が開催に前向きでないのだろうか、その理由は何なのか?脊髄反射的に、『コロナ禍で出来る訳がない』『公平な競技が出来ない』『そんなお金があれば補償に使うべき』などなど。私に聞こえてくる限り、合理的理由になっていない、単なる言いがかりに聞こえてくる話が殆どだ。だが、そう感じるのは少数派らしく、猛反発を食らうかもしれないが、アスリートファーストで考えた場合に、どうしても黙っていられないので語らせて頂く。

『コロナ禍で出来る訳がない』だが、何故コロナ禍では出来ないというのだろうか。既に、様々なスポーツ大会は開催されている。プロ野球、サッカーJリーグ、大相撲、卓球、水泳、体操等、その中で感染拡大の問題は聞こえてこない。海外に目を向けても大リーグ,アメフト、バスケ、テニス、ゴルフなどなど開催されている。即ち、世界的にコロナ禍において、スポーツの大会を安全に開催運営するノウハウは獲得しており、これからも最後まで知恵を結集した、より安全な運営の模索は可能である。森前会長がコロナ禍でもやると言い切ったのは、言葉足らずだったかもしれないが、それだけの安全対策、リスク低減策に手ごたえがあっての事なのだ。ましてや、北半球が夏季に向かい、ワクチン効果も少なからずあるのだから反対する理由にならない。

『公平な競技が出来ない』に関しても、確かに国ごとに感染状況が異なり、選手派遣どころではないという事情もあるかもしれない。選手選考も困窮を極めているかもしれない。しかし、そもそも今までの大会で全ての選考が公平だったと言い切れるのだろうか。ボイコットやドーピング問題だけでなく、通常の選考でも悲喜交々であり、その時の状況、環境に大なり小なり影響を受け有利不利はあっただろう。それもドラマだ。そして、今回は突然でなく1年延期しての時間的猶予もあった。出来ない理由にはならない。

『そんなお金があれば補償や医療対策に使うべき』。いやいや、それは別の問題であろう。これだけ財政出動している状況で、五輪がなくなったらそのお金が余ると考える方が間違っている。必要なお金は、赤字国債発行してでも予算を組む状況なので、全く論点がズレている。

冷静に考えて欲しい。コロナ禍以前から、根強い反対層が存在したのは事実だ。その方々は、信念を持っておられるのだろう。しかし、多くの方々は、今のメディア報道の影響を受け、感覚的な感情論、排他的な思い込みが形成されてしまい、冷静に落ち着いて様々な情報を俯瞰して考えた結果とはとても思えないのだ。冷静に考えれば、開催できない理由はことごとく解消されており、世界的に外堀も埋まっているのだ。もし、反対論が出るとすれば、政治的な利害関係が伴うものと理解するべきであり、コロナ禍は言い訳に過ぎないのだ。

思い出して欲しい、出来ないではなく、どうやれば出来るのか考えて欲しい、という魂の叫びを。アスリートの心の叫びに少しは耳を傾けて欲しいのだ。

<組織委員会会長選出でもイチャモンが多すぎる>

森会長辞任を受けた、組織委員会の会長選考に当たって、皆が納得する答え、国民をステークホルダーとする国民参加型の意思決定とプロセスの透明性担保が必要と毎日の様に報道されている。川渕氏が一時内定された様に報道されたのは、何も川渕氏が自ら発表した訳ではなく、マスコミが直撃インタビューしたスクープの結果なのに、密室での決定と言い放つ。ご本人も、正式に推薦されればと前提を置いて話していたので、候補としての意気込みや使命感を語ってくれた内容だった。人事のプロセスにおいて事前に情報が洩れると破談になる典型例だろう。なのに、透明性を担保しろという?

国民参加の透明性確保は理想論であろうが、現実的なのだろうか。国民投票でもしろというのだろうか。その様な時間の猶予が無いことぐらい分かるだろう。そもそも、各理事が国民の意見を代表して理事会で発言するべきなのだが、そこから手を付けていると、制度改革や規則改定など様々な手順が必要不可欠で、何年先の話になるのだろうか。組織が機能不順に陥り、短期間で結果を出さなければならないのであれば、強力なリーダーシップがなければ何も解決しないことは、マネジメントや組織論を少しでも理解していれば自明なのだ。権限移譲が不可欠であり、総意などあり得ないのだ。

何か答えを出したら、何かにつけてイチャモンを付けるのが今のメディアだろう。つまり、どんな答えでも納得性を失墜させる強力な力をメディアは持っている。その逆風を真っ向から受ける状況下、所謂、修羅場に身を投じて結果を出せる資質は、綺麗ごとでは身につかない。寧ろ、平時は嫌われ者で、敵の多いタイプでないと出来ない汚れ仕事なのだ。

そんな修羅場をリアルに想像できる人間は実際には殆どいないだろうから、皆の総意では組織は破綻するのは当然なのだ。

中井学、飛ぶ鳥跡を濁してのUUUM退所に物申す

UUUMゴルフは私も楽しく視聴させて頂いているYouTubeメディアである。看板娘のなみきちゃんの100切挑戦、としみんの白ティーから70台挑戦、こころちゃんのミッドアマ挑戦、進藤大典プロキャディとなみきちゃんペアによるスクランブル競技挑戦、プロバド、各種レッスンなどなど、豊富な企画がウリだ。

そのUUUMゴルフと立ち上げ時期から3年間契約していた中井学プロが、昨年末契約を継続せず、独自のチャンネルを立ち上げた。円満退所、ではなく、3年間の不満を曝露した動画を投稿したのだ。その内容に対して、UUUMゴルフ側は事実と反するとして、法的措置も検討すると発表した。

新たな中井学チャンネルには驚異的な登録者(13日時点で15万人超)が集まっているとのことだ。しかし、ゴルフを愛する立場から、そして、危機管理経営の観点から言わせてもらうと、中井学プロは、早急にUUUMゴルフに対して謝罪し、謝罪動画を投稿して円満に和解するべきだ。争って得られるものは感情面以外に何もなく、失うリスクは計り知れない。

逆に、UUUMゴルフの立場から言うと、この言われ様には黙っている訳にはいかないだろう。明らかな損害が生じるだろうからだ。実際、既に何万という登録減が発生している様だ。

では、正しい認識の為にも、中井学プロの言い分を動画からの情報で客観的に検証してみよう。

<退所を決断した理由>

  • 本当に苦しい3年間だった、苦しみの方が勝ってしまった
  • やりたい仕事が出来ない、やりたいレッスンが出来ない
  • ゴルフの楽しさを伝えて、ゴルフに恩返しがしたいが、理想から離れていく

ゼロからの立ち上げに賛同して、協力した立場としての苦悩が推し量れる。創業から軌道に乗っていく過程でありがちなビジョンや方向性の乖離なのだろう。この内容だけなら、新たなステージに向けて双方とも理解し合って、リスペクトした状態での独立はあり得る。

<3年間の契約内容>

  • 契約は専属マネジメント契約であった
  • 対価の条件は固定給でインセンティブはなし

事実関係は、これだけだ。従って、チャンネル立ち上げのリスクを中井学は被らないが、逆にどれだけ成果が上がろうとも、その成果はUUUM側にあるという、ありがちな契約であり、文句の付け様は無い。途中、契約内容変更の話し合いはあった様だが、結論としてこの契約を更新している限り、固定給以外にインセンティブが無いのは当然である。

<契約変更の協議とその心情的背景>

  • 2年弱で赤字は解消したが、中井学はその事実を知らされなかった
  1. リスクのない固定給契約相手に知らせる義務は無いので問題は無い
  2. 累積損失解消しこれから収益拡大基盤に乗せる時期に、黒字化したから即インセンティブをよこせと言うのは虫が良すぎる
  • 頑張った事を認めてもらえなかった、ありがとうの感謝もない
  • お金の面は我慢していた、言い出せない空気感があった
  1. 極めて感情的で、真偽の程は定かではなく、立証も困難?
  • イベントなどの仕事の依頼は3年間で数件のみ
  1. このことで何が言いたいかは不明だが、動画制作の仕事は多数ある
  • マネージャーは付いていなかった
  1. 専属マネジメント契約だからと言って、必ずマネージャーが付いている必要性は無いはず
  2. 赤字立上げ、固定給で了解し契約していることからも了解の上に思える
  • 個人のスポンサー契約の一部もUUUMに共有を要求された
  • アドセンス、案件動画の収入は受け取らない条件で折り合う
  1. 専属マネジメント契約とは、事務所に所属した芸人の芸能活動を支援する一方、権利等の帰属を事務所側が持つ事が多いので、個人のスポンサー契約と言い切れるかどうかは協議が必要
  2. 対価は個々の交渉事項であり、固定給のみの契約もあり得る。
  3. どちらにしても、契約締結時点で双方了解している事項のはず
  • 3年間収入減、UUUMを敵対視するメディアが多く他の仕事が減少
  1. 事実としても、UUUM側に責がある事項ではない

まとめ

総論として、契約事項に関して、様々な協議はあったかもしれないが、少なくとも3年間に関しては、双方合意の契約として締結されているので、契約不履行などの問題性は感じられない。

勿論、今後の契約条件で合意できず、契約できない事はあり得るが、それは過去の契約に遡らない。従って、契約が合意に至らず、円満退所、というのは通常の話なのだ。

中井学プロは、UUUMとの契約前から知名なレッスンプロである。しかし、少なからずこの3年間、UUUMの中井学プロというブランドは確立されている。合意に至らずとも、静かに独立すれば、良かっただけなのに、周囲には賢明なアドバイスをする人間がいなかったのだろうか?残念である。

よくある専属マネジメント契約でのトラブルは、契約破棄後の権利の帰属に関する事が多い。契約時のブランドである芸名の使用禁止などである。しかし、今回その様な訴えはUUUM側から聞こえてきていない。中井学プロさえ、あんな告発をしなければ、少なくとも表面上は円満であり、双方に損害は生じなかったはずだ。

しかし、実際にUUUMは登録数が減少し、損害を被ってしまった。偽計業務妨害として訴える事も可能に思える。係争になって、どちらが勝つかまでは不明だが、争えば、間違いなく双方に悪印象、ダメージが残ることになる。そう、裁判の勝敗に関わらず、中井学ブランドもUUUMブランドも毀損する、いや、既にあの動画で一定の毀損はしているのだ。

ここに至っては、まずは、中井学プロからの謝罪が望ましいだろ。その上で、スポット契約でなみきちゃんの100切企画を継続し最後までやり遂げれば、双方のブランド力も回復するのではないだろうか。1ファンとしてなみきちゃんの100切は見てみたく、期待して止まない。

我が娘、競技ゴルフデビュー、スクランブルゴルフで発進

コロナ禍で素振り特訓に明け暮れ、飛躍的に競技力を伸ばした光里の競技デビューとして、本日スクランブルゴルフのウィンターWinterOpen予選大会に私と組んで出場。なんと、光里を最初に教えてくれたワンダーゴルフの支配人、チーチングプロの大坪さんと再会した。大会の競技役員として来られていた様で、声をかけて頂いた。なんとも、ゴルフ界は広い様で狭い、こんな所で再開できるなんて。今後も時々出場させて頂くつもりだが、また再会できそうだ。

競技はミックスダブルス戦、ティーショットを最低でも7回セレクトしなければいけないのが最大の関門だったが、それは簡単にクリア。肝心の成績だが、午前中は、1バーディー、3ボギーの2オーバー。午後は1バーディー、4ボギーの3オーバー。トータル77で6位。4位までが決勝進出なので残念ながら予選敗退。でも、初競技でダブルスとはいえ、77は、まずまず。と思っていたら、光里は、相当悔しそう。家族も、なんだ77か?という反応。いやいや、77は相当頑張っているはずなんだけど・・・・・。

私にとっても、今年のゴルフ、打ち初め。朝の練習時は手が悴む状態で、練習グリーンがカチンコチン、これではスコアをまとめるのは相当困難と思ってのスタートだったので、まずまずと思っている。確かに、アプローチはこの様な状況で、寄らなかった。風も強く、2クラブ以上の影響もあって、縦の距離感に苦労した。その状況でも凌げたのは、ドライバーの調子が良かったお陰だろう。

光里も本来初競技で緊張するはずだが、朝一のティーショットぐらいだろうか、緊張の影響があったのは。つま先下がりのライを選ばざるを得なかった時も、確実にグリーンをとらえたり、超ロングパットを沈めたり、最終ホールのバーディーパットを沈めるなど、結構貢献してくれた。

光里は、これで、自信もついてくれただろうし、悔しさも味わった。どこかでリベンジできるだろう。そして、個人としてもパーソナルベスト更新、90切は年内に達成できるだろう。楽しみだ。

コロナ禍での我が家のゴルフ成果

コロナ禍で緊急事態宣言まで発出された1年であったが、巣ごもりの我が家の暇つぶし、ゴルフ一家として春に購入した練習用マットが、およそ9か月でこの様なズタボロ状態までなった。わずか、9か月である。

それ程、素振りに明け暮れた1年であった。それはそうだろう、打ちっぱなし練習場すら休業する状況なのだから。我が家の家族にとって身体動かさないのは、コロナに感染するよりも重症に陥ってしまうのだ。常に動いていないと死んでしまう回遊魚的な性質を持つ一家なのだ。

そして、怪我の功名とも言えるのだろうか、家族全員がパーソナルベストを更新、大幅レベルアップが果たせたのだ。

妻は、昨年まで年3回~程度のラウンドで、100を切れないゴルファーだった。しかし、今年は目標の100切を達成、どころかベスト91まで達成できた。ゴルフになってきた、面白くなってきた。来年は90切達成は確実るだろう。

光里は、陸上を引退し、ファンランも激減し、ゴルフに邁進した1年で、初心者の域から、100切をウームゴルフのなみきちゃんに先んじて達成、ベスト93、ハーフベスト43をマークした。陸上で鍛えた体幹と地面をとらえ反力を伝えるスウィングを習得、飛躍的な上達を成し遂げた。来年、同様に90切は当然、この先父さんと本気の勝負が出来るまで頑張って欲しい。

有美香は、大学最終年度、就職活動や卒業研究などでラウンド数は限られたが、それでもベスト102と100切に肉薄。そして何よりも、豪快なスウィング、ヘッドスピードで40に迫るパワーを持って、220ヤードドライブを実現。この力は、何よりも貴重でこの先の伸びしろはトンデモナイ、期待の星だ。

最後に私自身も、本年パープレイ、72を達成。生涯目標のエージシュートを本気で目指せる年齢まであと12年余り、それまでに更なるレベルアップと体力維持が課題。本年、クラブ競技の中止が前半特に相次いだためか、月例等では不調だったが、来年は確実に狙いに行く。

コロナ禍での基礎トレーニング、素振り。この大切さを実感し、来年は2代目素振りマットの登場となる。我が家の躍進は止まらない。

シブコ残念無念、だが来年リベンジを確信できるメンタル

 渋野日向子選手の戦いが終わった。全米オープン、メジャーの3日半、守り続けた首位を4日目に明け渡しての単独4位。単独4位は素直に称賛に値するし、やはり海外で勝負できて勝てる可能性を持っているナンバーワンがシブコだ!と知らしめてくれた。それでも悔しい、この悔しさは来年の五輪、そして海外メジャーの舞台で晴らしてくれると信じている。

 最終日、それまでと違い寒いということが、画面から伝わって来た。まず、意味不明なほど距離が出ていなかった。悪天候を考慮して、ティーを前に出し、全長400ヤードほど短くしているのに、ハイブリッドを使う率が極めて高かった。止めにくい厳しいグリーン、ピン位置が更に止めにくく、見ていても攻めきれる気がしない状態に感じた。そして、寒さだけでなく、緊張も併せて振れていないとしか思えないミスが連発していた。抜けない芝に突っかかり、かと言えば開いてしまい、トップもし、我々から見てもこれでは安定できないと感じざるを得ない状態だった。スマイルもいつもの心底から出てくるスマイルではなく、どこか無理したスマイルだった。

 その中でも5番ロングのサードショットは、本音を言うと打った瞬間、テレビの前で『あっ』と声が出るほどで、終わったとさえ感じさせられた。

 しかし、その状態で1日5ボギーに抑えたのは、逆に凄いと言っていいだろう。特に5番のグリーン奥からのアプローチは圧巻だった。ベアグランドから打ち上げ、球を上げて寄せる。しかも、一筋ズレていれば入っていてもおかしくなかった。あれは、ヘッドの入る位置がほんの1mmズレても、あれだけうまく打てない。随所に、凄まじい執念の粘りが見ることが出来て、寝不足でも眠たさを感じる暇がなく、息も出来ないぐらいの重たい雰囲気で最後の最後まで粘ってくれた。

 流れがあれば、あの粘りのアプローチのいくつかが、一筋ズレてカップに吸い込まれてもおかしくない。そうすれば、空気はかなり軽くなっていただろうが、流れも味方をしなかった。厳しい世界である。

 上がり3ホールを残し、2打差で可能性を残し、17番のバーディーパットをショートしてしまった時点で、気持ちが切り換えられていないというか、自分を責めていると言うか、パーパットが入る精神状態には見えなかった。そして結果はボギーで終戦。

 しかし、18番のバーディーパットは、勝負がついた後、全てのプレッシャーから解放された様に見事ロングパットを沈めてくれた。もう、ファンとしては、このパットを最後に見せてもらえただけで今日のところは充分満足。悔しいが、絶対次にはやってくれると確信できるからだ。

 感情をコントロールすることで、1打・2打を稼ぎ出す、そんなシブコを見せてもらえた。賛否両論あるだろうし、事の是非は分からないが、私の感覚的には、感情をコントロールする事を覚えた状態で、もう一度感情を表に出す様にすれば、無敵ではないだろうか。感情をコントロールするのは正直しんどい筈だ。それが4日間だけでなく、1年間、この先の選手生活と考えた時に、個人の適正であれば問題ないだろうが、シブコは違う様な気がする。

 確かに、若さに任せて、感情を出すだけでは、ムラが出て、大きな勝負には勝てなくなっていくだろう。しかし、シブコの本質は、スマイルシンデレラなのだ、それで大舞台を勝ち切った。更なるレベルアップのために感情のコントロールをこの1年間訓練出来た。この出し入れが出来る様になれば、無敵のスマイルシンデレラとなってくれるだろう。

そういう観点の、メンタルトレーナーは付いているのだろうか?

東京五輪_全力応援宣言

 自国開催の東京五輪。ここを目指すアスリートは選手生活の全てをかけて、いや人生をかけて、様々な困難を乗り越えて臨もうとしている。そして、その競技姿勢を通じて我々に感動と元気を運んでくれる。であるならば、コロナ禍であろうとも、いやコロナ禍だからこそ、全力で東京五輪を目指すアスリートを全力応援しませんか。

 様々なネガティブ情報も多いのは事実だろうが、それを乗り越えて挑戦する人達を、ネガティブな『Noの論理』ではなく、どうすれば出来るのかというポジティブな『Yesの発想』で応援しませんか。

 いまだ中止を叫ぶ声も多い。その殆どは、リスクを語るが、様々な種目、プロスポーツにおいても、どうやれば安全に開催できるか、真剣に考え、トライアンドエラーが行われている。その結果、現時点でもリスク低減策はかなりのレベルで積み上げてきている。
 応援できなくとも、ネガティブな発信で、挑戦する前向きな人達の妨げになる事だけは、避けるべきと思って頂けませんか。

 個々に考え方も異なるだろうし、国民全員賛同して欲しいとは言わない。しかし、認識して欲しいのは、『中止すべき』という声が大きくなると、少なからず東京五輪を目指すアスリートの活動に負の影響が及んでしまうことだ。
 確固たる信念を持って『中止すべき』との発信をされるなら仕方がない、それはそれで意見として尊重しなければならないだろう。しかし、空気感、感覚論で『中止すべきだと思う』のであれば、是非発想の転換をして『感染リスクを最小化出来るのであれば開催できる』とポジティブな考えを少しでも持って頂けないだろうか。

 個々のアスリートは、感染抑止行動という通常の活動にプラスαした対応を余儀なくされ、苦難に挑み、乗り越えている。それらアスリートの支援のために、感染抑止対策も工夫されレベルアップしているし、これからも新たな策がどんどん追加されていくだろう。
 であれば、出来るだけポジティブな意見を応援メッセージとして発信して頂きたいし、出来なくても、確固たる意思の裏付け無く『中止すべき』という発信は控えてもらえないだろうか。マイナスが減少するだけでも、アスリート一人一人には大きな力になる。

 これは切実な願いである。多くのアスリート達の為、少しでもポジティブに『Yesの発想』で『どうすれば出来るか』『どうすれば安心出来るか』の考えで、応援をしませんか。

<政治家の皆さんへ>
東京五輪を政争の具とするのはもうやめて下さい。政治的国家イベントである事も間違いありませんが、今一度、個々のアスリートに目線を合わせて下さい。野党の皆さん、政権与党を攻撃する格好のネタかもしれませんが、しばらく攻撃は控えて頂けないでしょうか。いやむしろ積極的に政府と連携して開催に向けて全力でご尽力頂けないでしょうか。結果として開催出来れば、皆さんの政治成果となることは間違いないでしょうから。

<マスコミ、メディアの皆さんへ>
ネガティブな情報発信、政府監視の役割も重要でしょうが、東京五輪に向けては全力応援の姿勢を前面に出して頂けないでしょうか。人類の英知を結集した感染抑止を施し、ポジティブな大会にするためには、皆さんの情報発信が極めて重要です。むしろ、メディアの発信が前向きになれば、様々なイノベーションに繋がります。『ここまで対策は考えられている』『もっとこういうことが出来るのではないか』という情報発信を強めて頂ければ、一般国民の意識も前に向き、対応策も確実にレベルアップし、前進できます。国民を前に向かせイノベーションを生み出すのも、後ろに向かせるのも皆さん次第だと言っても過言ではありません。

 先日の体操内村選手のコメントを真正面から受け止めませんか。多くのアスリートが同様の感情を持ち、発信を憚っていた内容、勇気を持っての発信、問題提起です。『できない、ではなく、どうやったらできるのか』『どうか、できないと思わないで欲しい』です。

残念ながら、その後の調査でもネガティブな意見が多いのが現実です。

 過去に自身の責によらずチャンスを奪われた選手として、マラソンの瀬古選手や柔道の山下選手が語られる。彼らは、金メダル確実と言われた選手だったが、同様にチャンスを奪われた。しかし、実際にチャンスを奪われ、人生が狂わされたアスリートは代表以外も含めて大勢埋もれており、その何十倍、何百倍も存在する。

彼らに、歴史の不幸な繰り返しを経験させないで欲しい。

 どうやったらできるのか、それを追求して達成できた時に、得られる成果は有形無形で計り知れない。できない、と思った瞬間に前に進むことが出来なくなる。負のエネルギーは、前を向いて、障害を乗り越え、前進している正のエネルギーにも負の影響が生じる。

 このメッセージは、極めて感情論として、感情的に発信している。その理由は、世の中の『できない』『中止すべき』との声の多くは極めて感情論だと思っているからだ。

 論理的にリスクマネジメント観点で語る事、状況を統計的かつ客観的に分析する事は可能であり、前向きな情報として発信することも出来る。しかし、それだけでは社会の感情的なパワーには届かない。マイナスパワーの方が多いのが論理的であれば仕方がないが、極めて感情的であり、論理だけでは押し戻せない。

 東京五輪は開催して欲しいし、開催するべきと信じている。代表選手だけでなく、選に漏れた選手も含めて多くのアスリートの人生を支え、チャレンジする価値を高めてくれる。その姿を見ることで、多くの人は正のエネルギーを得ることが出来る。その結果が社会に還元される効果が大きいからだ。

鳥肌が立つレース連発の陸上日本選手権

 12月4日金曜日、大阪のヤンマースタジアム長居で鳥肌の立つレースが連発した。

 女子5000m決勝レースでオリンピック参加標準記録をクリアしている田中希実、廣中璃梨佳は優勝すれば即オリンピック代表内定。タイム的にはクリアしているが、除外期間(新型コロナの為公平性を保つ処置で2020年4月6日から11月30日が対象除外)の記録の為クリアしていないが実力はある萩谷楓の戦いと予測されていた。
 その中でも、先日の中距離レースにて、積水化学卜部さんに圧勝、800m、1500mで日本新記録の田中希実選手がどんな強いレースを見せるか、先日の実業団駅伝で1区独走の区間賞をマークした廣中璃梨佳選手がどこまで食い下がるか、楽しみなレースだった。

 序盤2000mまではスローで展開したが、そこから廣中選手がペースアップ、1周72秒を切るペース、3人の勝負に絞られ、3000m過ぎで2人に絞られる展開。後半更に切り替え、ラスト1周の鐘が鳴っても先頭廣中選手、直後の田中選手は変わらず、ラップは67秒の声。凄まじいペースでバックストレート直線に入り、田中選手が廣中選手を交わす。第3コーナーから突き放し、田中選手が強いレース、負けないレースを見せてくれた。中距離種目でスピード強化を行った成果がラストで活きた結果だろう。

 次に女子10000m決勝。新谷選手がオリンピック代表と共に日本記録に挑む。序盤、積水化学の佐藤選手がペースを作る展開。リズムに乗った新谷選手がそこから、1周71秒とキロ3分を切るペースに上げる。マラソン代表の一山選手が途中まで追走するが、直ぐに新谷選手の一人旅に。流石にキロ3分切りのペースは継続できなかったが、1周73~74秒までで踏ん張り通す。5000m手前で既に周回し始める。日本選手権に出場する選手を半分手前で周回するなどトンデモナイことだ。7000m過ぎのあたりで少し足が鈍った様にも一瞬見えたが、周回遅れの集団をバックストレートで抜かす際に、上手くペースを上げリズムを立て直した様子。2番手は、一山選手、3番手グループに日本郵政の鍋島選手や序盤引っ張った佐藤選手などがいた。3番手グループとのタイム差、ラップを見た時に、一山選手以外の全選手、この3番手グループまで周回に出来る状況。実際、最終周に難なく周回に。あの鍋島選手も周回にしてしまった。結果は日本記録を28秒も上回る大記録で優勝、オリンピック代表内定獲得だ。

 この2レース、本当に鳥肌が立つ程のすごさを見せてくれた。オリンピックで海外の選手とどこまで戦えるか、本当に楽しみになってきた。2人のインタビューもしっかりした内容であったのも期待が膨らんで良かった。

 新谷選手は、単純にスーパーアスリートというだけではなく、女性アスリートの大きな問題、人間であり、女性であることを守る強い意志を持つことを発信し続けている。ジュニアアスリートの指導という立場からは、多くの間違った考えを持つ指導者が存在することを考えると、耳に痛い。古き良き指導者達は聞く耳持たない(持てない)だろうが、大きな問題提起をしてくれている。やはり、アスリートである前に人間であり、女性だと言うことは絶対に忘れてはいけないのだ。

 そして、新谷選手のインタビューでも再三名前が出た、横田コーチ。横田さん自身、長く日本中距離界、800mのトップに君臨し続けながら、現役時代から東京都高体連の強化コーチなども対応して頂き、多くの選手に影響を与えてくれていた。自身が無しえなかった、世界での勝利を教え子達が成し遂げる日が近いかもしれない。

 最終レース、男子10000mタイムレース決勝。日本記録を上回る参加標準記録を更に10秒上回る好記録で、相澤選手が優勝、オリンピック代表内定だ。男子も含めて、来年は風を起こしてくれる予感だ。

内村選手偽陽性事案検証~『ファクターXの正体』緊急報告~

 拙著『ファクターXの正体』をお読み頂ければ、小生が指摘する問題性はご理解いただけるとは思うが、その典型的な事例がまた発生してしまった。体操の内村選手に対するPCR検査での偽陽性判定事案である。PCR検査で陽性判定を受け隔離処置が施されたが、あまりにも身に覚えがなく症状も全くない為、翌日に3か所での再検査を受け、偽陽性であったと結論された。

 偽陽性と結論される前、本大会の日本の参加辞退の可能性やオリンピックでの感染防止策は難しいと、危機感を煽っていた。それこそ、何万人に最低でも3日に1回、徹底検査をしなければならないと。そんなことをすれば、単純に被害者は膨大に膨れ上がることになるのが誰の目からも明らかなのだが、その後無責任な発言をした反省もなく、識者やマスコミは反省もなく報道もしていない。

 この件は、間違いなく、個人の活動・行動に対する不正制限事故であり、人権侵害問題である。表向きは事なきを得た様に、マスコミでは多くを語ってはいないが、数日間の隔離生活を強いられたことは、大切な大会直前のコンディションを整え、調子を上げていくピーキングが重要な時期に行動制限されることが、どれだけアスリートの成績に影響を及ぼすか、想像に難くない。アスリートにとって、その先の人生に及ぼす重大問題なのである。この様な事案が繰り返されると、多くの被害者が発生し、同時に多くの訴訟事案が発生してしまうだろう。

 なんとか、少しでも理解を広め、この様な事象を回避できることを願って止まない。

 さて、PCR検査の仕組みからおさらいしよう。明確にしておかなければならないのは、検査には誤差、誤判定が付きまとうことである。一部の識者、マスコミでは、PCR検査の精度が高く、誤差など無視できると言い続けているが、仕組みを考えれば、あり得ないことは明白なのである。

 採取した検体の中に微量でも存在する当該のウィルスを増幅する処理を複数サイクル繰り返し検出可能量まで増幅する。増幅されたウィルスの量が、ある閾値を超えると陽性、超えないと陰性という判定が為されるのが、PCR検査である。
 上述のことから常識的に考えて欲しい、増幅させるサイクル数によってウィルス量が増減することは自明なのだが、現在の検査は必要以上に増幅サイクルを増やしている。つまり出来るだけ陽性判定を多くするための検査設定なのである。今の検査方式では、感染などしていない、接触して存在しているだけのウィルスも同様に検出する。当然ながら、不活性化したウィルスであろうがお構いなしに増幅され検出されるのだ。

 そして、閾値を超えるか否かでの判定と言う、極めてアナログ的な判定であることも注意する必要がある。閾値を高く設定すれば、偽陽性は減少するかもしれないが、偽陰性が増加する。閾値を低く設定すればその逆である。
増幅処理で誤差が発生しないことはあり得ない。化学処理で反応に個体差が出ることは当たり前であろう。そして、増幅された結果、閾値近辺のウィルス量が検出された場合はどうなるのだろうか。陰性か陽性か、そんな簡単かつ明確に判定出来るはずが無いのである。

PCR検査の特性を整理すると
1. 検体を増幅処理した結果のウィルス量が閾値を超えたか否かの判定しかできない
2. 検出されたウィルスが不活性であっても活性ウィルスと区別は出来ない
3. 検出されたウィルスが感染したものか単に存在しているだけかを区別できない
4. 増幅サイクルにより検出するウィルス量は大きく変化しうる

 従って、個々人の人生に大きく影響を与えうる行動の許認可判定に、PCR検査の結果を利用するなど、本来はあり得ないのである。

 ここまで記述したのは偽陽性に関する問題点だが、偽陰性に関する問題は更に深刻なのである。多くの人、マスコミの報道も伝えているのが、PCR検査をして、陰性判定を受けた人が安心して経済を回す、或いは、GoToで旅行に行く、と考えられている。極めて危険な思考なのである。
 前述した様に、PCR検査結果が絶対でないだけではなく、感染の有無を示せるものでもないのだ。つまり、陰性と判定されても、非感染の証明にはならない。
 偽陰性は一定の確率で発生する。この確率は、偽陽性よりも遥かに高く、一般的には感染者の内30%もの人が間違って陰性と判定されるのである。

 詳細の統計的分析は拙著『ファクターXの正体』をご確認頂きたいが、この確率で偽陰性が発生し、間違った安心を与えてしまうと、検査をすればする程、感染は拡大する。先進諸国の感染爆発は、このカラクリで発生しており、日本の感染が桁違いに少ないのは、検査を医師が必要と判断した感染を疑う患者に限定されているからである。逆に言うと、先進諸国並みに積極的検査拡大を行うと、同様の爆発的感染につながる危険性が高いのである。

 ならば、何故先進諸国は積極的検査を推奨するのか、アジア諸国など感染が比較的抑え込まれている要因は何なのだろうか。ここでは詳しくは説明しないが、先進諸国の文化的、宗教的背景を考慮する必要があり、結局検査云々ではなく、非民主的な隔離政策が打てれば物理的に抑え込むことは出来るだけなのだ。日本は、文化的にも、民主国家としても同様に考える訳にはいかないのだ。

 従って、PCR検査を実施できるケースとして

1. 医師が他の臨床診断、検査結果と合わせて必要と判断した場合、確定診断として実施する
2. クラスター等、感染が疑われる人を対象に感染経路追跡のために実施する
3. ビジネス等で海外取引上、他国の要請に基づいた検査は実施を容認するが、陰性結果であっても非感染を証明するものではないことを理解した行動を誓約させると同時に陽性判定の結果被る損害も一切関知しないことの了承を受けて実施する

 こういうことを言うと、では無症状の感染者は野放しでいいのか、という反論が予想される。しかし、その通り、野放しで良いのである。
 その理由は、無症状の感染者による感染リスクは、確かにゼロではないが、確率的に極めて低くなるからである。無症状者でありながら他人に感染させるのは、発症の3日前から徐々にリスクが高まるのであり、それ以外は全て有症状者からの感染なのである。それは、ウィルス量が少ない場合や、多くても不活性の場合は他人に感染させないからだ。つまり、無症状の感染者と一般的に呼ばれている人達の大多数が、ウィルス量が少なく発症していない人や不活性ウィルスを保持していただけの人なのである。

 最後に、もうひとつ。PCR検査結果として、毎日、『今日の新規感染者数』と報道されているが、これは全くの誤報道なのである。正確には、『本日の陽性判定された検査検体数』であり、この場合の陽性判定とは、『増幅されたウィルス量が予め設定した閾値を超えた場合』なのである。感染とは全く関係ない。

詳しくは拙著をご一読頂ければ幸いです。

『ファクターXの正体;新型コロナウィルス感染症の日本における感染実態』
http://www.amazon.co.jp/dp/B08H1JGVYQ
『ファクターXの正体Ⅱ;VOL1-PCR検査の実態』
http://www.amazon.co.jp/dp/B08KSFT239